発達障がいの子供をもって、気付かされた大切なこと

平成最後の春、以前から発達障がいと診断を受けていた長女は

一般の公立小学校に入学することができました。

これも一重に、娘の通った幼稚園の先生方をはじめ、教育機関の方々のご尽力のおかげと感謝しています。

新学期、新生活が始まるこの時期は

多くの方が新しい環境で、大変な思いをしていることと思います。

私にとっても、娘にとっても例外ではなく、入学してからのこの一ヶ月

いろいろなことがあった一ヶ月でした。

一般の小学校に入学してわずか一ヶ月

来年からは、娘を特別支援学校へ転入する方向で進路相談をしています。

子供の教育について私なりに真剣に考えてみました。

本当に子供のことを第一に考えてくれた幼稚園の教育方針に感謝

娘が一般の小学校に入学するにあたり、園長先生をはじめ幼稚園では先生方が定型発達の小学校に入学できるように支援してくださり、小学校入学にあたり支援員さんを付ける申請など、あらゆる手続きに奮闘していただきましたこと、本当に感謝しています。

先生方の協力なしでは、娘を一般の公立小学校に入学させることは無理だったでしょう。

主任の対応

娘は幼稚園では一回も失敗したことがないおトイレですが、一日に6回も失敗して着替えがなくなったと小学校からの連絡を受けた時には本当に驚きました。

娘がなついている専属の支援員さんが休みの日でした。

主任が見てくださった日に限って起きるさまざまなトラブル。

午前中に「泣き止まないから迎えに来てください」と連絡を受け、迎えに行った時の入学してから一週間のころ、主任から

「落ち着かせる薬を飲む必要があるから、病院の予約を早くとること」

「大人が血圧の薬を飲むようなものですから、大丈夫」

「早く病院を予約して欲しい。」

「ゴールデンウィークの後では予約が取れないから、早く予約するように」

「この子は人に興味がまったくない」

「ミッキーにしか興味が無い」(笑)

「ミッキーから離すべき」

「こんなに何もできなくて、普通の学校(定型発達の小学校)に通わされて可哀想」

「学校に入学した理由を教えて欲しい」

「何のために入学させたのか」

「本当に何にもできない」

との報告がありました。

主任は娘の前で、

「あれができない、これができない」

と毎回話します。

娘はできないことだらけですので、注意をうけるのはしょうがないことですが、娘はもちろん耳は付いていますし、発する言葉は少ないですが、話は理解できます。

「これができました」という話が一つでもあればよかったのですが、言っていただけませんでした。

無かったのかも…(笑)

幼稚園では真逆で、出来たことの報告ばかり受けていたので、最初はそのギャップに戸惑ってしまいました。

もちろん幼稚園と小学校の教育方針が違うことはわかりますが、できないことを娘の前で延々と毎回言う必要はないと思いました。

娘は周りの子が普通にできることが、自分にはなかなかできないことを理解していますので、どんどん自信をなくしているようにみえました。

争うべきところはここじゃない

幼稚園で習得したことが、何一つできなくなってしまった娘

とにかくよく笑う子ですが、言葉数がめっきり減り、笑顔が少なくなってしまいました…

そのかわり何かある度に

「できるもん」

と言って下を向いてしまうことが多くなりました。

大変な娘をみていただいている手前、私はとにかく頭を下げるスタンスで学校に一任してきましたが、その教育方針に疑問があり、また、私の蓄積したストレスも限界を迎えようとしていました。

主任の対応に本当に頭にくることも多々ありましたが、感情で話しても何も解決しませんし、争うべきところはここじゃないと自分に言い聞かせました。

また、旦那さんも話を聞いてくれたので、何とか持ちこたえていました。

小学校が娘を「他害あり」としたい理由

学校側の生徒の転入理由には、親の意思と本人の「他害行為」がどうしても必要だったのでしょう。

「問題行動はすべて写真におさめていますので」

一ヶ月足らずで200枚近く娘の写真(問題行動)を撮っているとのことでした。

他害の証拠写真がどうしても必要だったのでしょう。

わかりやすいので、鈍感な私でもわかりました(笑)

「お母さんこれ見てください。ローカーの上に乗っかっちゃったんですよ。家族も知らない危ない一面を持っているんです。もう面倒見きれません。」

幼稚園では、お友達に危害を加えるようなことなど一切しなかった娘ですが、主任を

「いじわる。あっち行け。」

と言って蹴飛ばしたと聞いてビックリしました。

むしろそんな言葉を知ってたんだと思いましたが、そこまで追い込まれた娘を想像すると、とても悲しくなりました。

正直私としては、そのような対応をされている先生に、娘を見てもらっていることが本当に心配でした。

事なかれ主義を貫く小学校の対応

娘がこのままふさぎ込んでしまうことを心配したのか、私が悩んでいることを心配してか、旦那さんから事後報告で

「今日、学校と教育機関に電話で娘のことを相談した。ついに、俺はモンスターになったよ(笑)」

と聞いて、何を言ったんだろうと少し不安になりましたが、これで娘の環境が良い方にいけばと思いました。

旦那さんが見かねて、学校に相談の電話を入れたその日の夕方のこと

「子供を床屋に送っていくついでに家に寄って良いですか」

と学校の教頭先生からの電話がありました。

こちらは真剣に娘のことで考えているのに、もう…電話の入りが失礼な感じの人だと思いましたが、話してみるとホントにそのままでした。以下省略(笑)

子供の両親が怒り心頭していると思ったのか、怒りを静めるためだけに家を訪れたといった感じでした。内容のない話をしてお帰りになられました。

それにしても、旦那さんは学校側に何を言ったのか…(-_-;)

もう今の学校に通わせる意味は何もないと思った

幼稚園の先生方には、入学にあたりいろいろとご尽力いただいて本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、娘の学校生活や学校側の負担などを考えると、このまま一般の小学校に通わせ続けるのは、娘にも学校側にも良くないと判断し、特別支援学校への入学手続きを決断しました。

もともと私達(両親)は一般の学校に娘を入学させることに、こだわるつもりはありませんでした。

ただ、周りからの支援があり、私達もできればお兄ちゃんと一緒の学校に途中まででも通わせてあげたいと思う気持ちがありました。

そして、幼稚園からの仲良しのお友達がいることもあり、引き続きその子達との交流も持たせてあげたいと思ったからでした。

これを主任に伝えたところ、

「それはありません。この子は人にまったく興味がありませんから。」

とバッサリ言われ、

「何の目的があって小学校に入れたのかわかりません。ほんとうに子供が可哀想。」

と返されて、どうしていいかわからず、ショックと悔しさで言葉が出ず、涙をこらえるのに必死でした…。

このままの環境だと、娘は

できないことばかりにフォーカスした生き方

を覚えてしまうと思いました。

発達障害の子供をもって、教育の光と闇が見えた

語弊を恐れずに言えば

面倒のかかる子供、障がいを持った子供は業務過多になるから、定型発達の学校から追い出す

今のご時世、働き方改革推進もあり業務過多になるので…私には小学校の対応がそのように感じました。

小学校と幼稚園の対応は真逆で、その違いのすごさにショックを受けました。

娘も私も辛い思いをすることがわかっていたら、定型発達の公立小学校は希望しなかったでしょう。

学校側も黙認の主任の行動なのだと思います。

私と旦那さんで学校側に特別支援学校への転入申請を行うと、その後の私や娘に対する主任の対応は180度変わりました。

親のエゴではなく、子供のことを一番に考えて行動する

親のエゴで子供のことを「こうしてあげたい」ではなく、今一度本当に子供に位置に、目線に立って、どうすることが子供にとって一番成長できる環境なのか、考え直す機会を得られたという面では、主任に感謝します。

ただ、私はあぶない人間とは距離をとります(笑)

これからは、娘にとって成長出来る環境、安心できる環境を整えてあげられたらと思います。

お兄ちゃんと一緒にランドセルをしょって学校に行けるのも、一年間という短い期間限定になってしまったのが少し残念です。

娘は、普通の子が普通にできることができませんが、自信をつけさせてあげたいので、時期が近づいたら

「特別に選ばれたから、来年から新しい学校に行くんだよ」

と言い聞かせようと思います(笑)

発達障害の子供を持たなければ気が付かなかった大切なこと

大人になった今、小学校の頃の何が記憶に残っているでしょう。

確かに基礎となる部分を形成する上で、様々なことを学ぶ必要があり、社会で生きていくための土台が築かれるのでしょう。

でも、思い出してみてください…

子供の頃のうれしかったこと、褒められたことが以後の自分の自信になってはいないでしょうか。

娘を通して、いろいろなことが見え、成長できていることに感謝します。

教育とは「」なのだと思います。

教科書の知識や教育カリキュラムではなく、「人」だと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

3 件のコメント

  • 普通の小学校に通わせる道を選んだことを、親の見栄やエゴだと一方的に決めつけられてしまったのですね。
    その親の思いのためにあなたのお子さんは可哀想だ。と断罪されてしまったのですね。
    自分の罪には無自覚のまま。
    先生の方からお母さんの意見を聞くこともできるし、幼稚園に連絡を取ってより良い道を探すこともできたでしょうに。できないことかたくさんあるなら、できるようにする階段を作れるかもしれないのに。
    もしかしたら、もともと特別支援学校の方が、入学先として相応しかったのかもしれません。
    でも、胸踊らせて入学したお子さんを温かく迎えるのか先生の仕事ですよね。多くの心配をしながら我が子を小学校へと送り出すご両親を安心さて、力付け、共に歩くのが教育の仕事だと思います。
    大変残念ですね。
    辛い日々でしたね。
    支援員という仕事を長く勤める私自身も、これに類するような加害の側に陥らないようにきをつけてはたらきたいです。ごめんなさい。長いコメントになりました。
    これ以上「教育」の名の元に傷つけられることのないように祈っておりますよ。

  • こんばんは。
    200枚もそんな写真を撮る時間で他に出来ることはいくらでもあるはずなのに…教育のプロとして恥ずかしくないのかと、怒りを覚えました。
    なにより娘ちゃんのいる場でそんなことを言うなんて、胸が締め付けられる思いです。
    娘ちゃんもかおりんさんも、本当に大変でしたね(/ _ ; )
    美味しいものを食べたり楽しい映画を観たりして、ゆっくり心を休めてくださいね。

  • きょうこ様 もの子様
    コメントありがとうございます(^-^)
    主人が学校に相談したことにより、娘に対してマイナスになる言葉を言われなくなった数日後から、笑顔が戻り、トイレの失敗もなく、今は読み書きも楽しみになったようで学校に登校できるようになりました。
    兄やお友達と楽しそうにしている姿を見ると、このまま通わせてあげたいな…と思ってしまいますが、卒業してからの娘の長い人生を考えると、みんなと同じを学ぶのではなく、特性を見つけてあげてそれを活かして生きやすくする方が大事だと思うので支援学校への道を選択するつもりです。

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