ライディングフォームとライディングの科学

f:id:Yamanao:20190304142555j:plain

独断と偏見でライディングフォームについて話します

良いライディングフォーム

良いランディングフォームって何でしょうか。

細かいことは置いといて、私は、見た目が

「カッコイイライディングフォーム」

だと思います。

上達してくれば、自然とカッコイイフォームが身に付くものです。

走り出さなくても、バイクにまたがっている姿だけで何となくライダーの技量がわかるのもそのためです。

目線、背中、腰、腕、足、シッティングポジション…と乗車姿勢のポイントを上げれば多すぎて、すべてに注意を払いながら運転するのは無理ですし、走行中にそんなことばかり考えていたら危ないです。特に公道ではもっと気を配らなければならない危険があります。ですので、少しずつ理想のフォームを意識して体得していくしかないのです。

理想のライディングフォームを求めて、日々精進…

カッコイイライディングフォームとは言っても、アバウト過ぎるし、それぞれの方のカッコイイフォームがあると思うので「基準」を定める必要があると思います。

私が基準(お手本)にしているライディングフォームは憧れのプロライダー達のライディングフォームです。

モトGPライダー バレンティーノ・ロッシ

f:id:Yamanao:20190304182258j:plain

AMAスーパークロスライダー ジェームズ・スチュアート

f:id:Yamanao:20190304182559j:plain

トライアル世界選手権 トニー・ボウ

f:id:Yamanao:20190304182850j:plain

それぞれ世界のトップライダー達の、速く走ることや精密機械の様な繊細さな技術は、まさに異次元のライディングテクニックですが、ライディングフォームも異次元にカッコイイのです。

ジェームズ・スチュアートのババ・スクラブは憧れだった…

一見公道走行を主とする一般ライダーからは、かけ離れたライディング走法だと思われがちですが、よく観察すると学べきところが凝縮されているのです。

常にコーナーの先を見据えた目線、コーナー進入時の体重移動、スライドコントロール、トラクションのかけ方、など公道や林道におけるライディングにも参考になることは沢山あります。

もちろん極限の走行なので、峠道や林道なんかでこれを真似したら、命がいくつあっても足りません。 

基本的な3つのライディングフォームとハングオフ

リーンウィズ

バイクの傾斜角度と同じ傾斜角度で体も傾斜させるコーナーリング走法のこと。

もっとも基本的なコーナーリング走法で、バイクとの一体感は高い。

ガソリンタンクをしっかりとニーグリップできるポジションのため、不意にバイクを切り返す際や、コーナーリング中に路面のギャップで車体が振られたときなどの安定感は高い。低速、中速のコーナリングにもっとも用いられる。

リーンアウト

上半身はほぼ傾斜させずに、腰下とバイクを傾斜させるコーナーリング走法のこと。低速のコーナーリングに主に用いられる走法。小回りをする時は必ず使用する走法となる。高い位置から視界が確保できるため、進路前方の危険の予知などが容易である。高速走行にはむかない。

リーンイン

傾斜したバイクより内側に上半身が入る走法。安定して高速コーナーを走行できる。理論的にはリーンウィズと同じ傾斜で、コーナーリング速度を上げて走行することができます。傾斜が深くなるほど、転倒の危険は大きくなる。そこでなるべく傾斜角というリスクを軽減しながらも、コーナーリング速度を速くする走法がリーンインなのです。

根本的にハングオフとは理念が異なります。どちらが速いとかではなく、安全に速いのがリーンインであり、リスクを負って速さを追求する走りがハングオフなのです。

ハングオフではコーナーリング中にバイクが暴れた時などに対処が遅れます。リーンインはしっかりニーグリップでできているため、バイクの挙動に対応しやすいのです。

リーンインで一番勘違いされがちなのが、ほとんどの方がリーンインは傾斜したバイクの内側に上半身を入れると思っていることです。

リーンインとは、傾斜したバイクを自分のふところから、ハンドルバーと腕で描いた円をなるべく崩すことなくニーグリップを使ってガソリンタンクを挟み上げるようなイメージで、バイクを立てる動作をした時に上半身がコーナーの内側に位置する状態であって、バイクを立てる動作をもってリーンインとなるのです。

決してバイクの内側に自らが入っていく動作ではないのです。これはニーグリップを使ってバイクを立てる動作がない状態ですので、ニーグリップが抜けて上半身だけ内側に入り込んでしまっている状態なるので、大変バランスを崩しやすく危険なコーナーリングです。

バイクを立てて安全マージンを確保しつつ、アクセルを開けていけるコーナーリングが本来のリーンインです。ただ視点が低くなるので、前方の情報が取りにくいというリスクをともないます。

ハングオフ

バイクにぶら下がるように内側に体を入れる走法。上から見るとステアリングを軸に振り子の様に、シッティングポジションをずらして下半身をイン側に落とし込むようなライディングフォームで、近年の太くなったリアタイヤ事情に即したフォームとも言えます。ニーグリップが抜けているため、バイクとの一体感は少なく転倒のリスクは高いが、コーナーリングスピードに長けた走法。

最速のコーナーリング…モトGP…近年はマルケスという化物が出てきましたね

セルフステアを感じてみる

バイクが傾斜する角度によってバイクが自ら曲がろうとして、ハンドルが自然に切れていく状態をセルフステアと言います。

バイクやタイヤには、本来持っているハンドリング特性や曲がろうとする特性があります。その自然にハンドルが切れていこうとする状態を拒んで、バンクしている際に、内側の腕を突っ張ったりして、力を入れて切れていくハンドルを押さえようとしていることってありませんか。

この動作は、曲がろうとしているバイクを曲がらせまいと、ライダーがバイクの旋回力を人力で阻止してしまっている状態です。セルフステアを理解して

ハンドルをこじらないライディング

ができれば、急にバイクが言うことを聞くようになりますよ。

広目の駐車場などがあれば、ゆっくり片手運転で八の字走行を試してみましょう。セルフステアの理解が深まるかもしれません。

ステアリングと骨盤が平行になっているか

バイクを曲げる時は低速ではもちろん、高速でもいくらかハンドル(ステアリング)を切るはずです。本来であれば、この切ったハンドル角と骨盤が平行でなければなりません。これができていないと上半身に力が入り、セルフステアが使えないことはもちろんのこと、バイクがスムーズに曲がりません。曲がらないというか、曲がろうとするバイクを人間が力で曲がらないように押さえ込んでいるような状態になります。これはどのライディングフォームにおいても言えることで、意外にもほとんどの人がいわゆる「逆腰」や「イヤイヤ腰」になってしまっているのが実情ではないでしょうか。

ハンドルと骨盤が平行で、ニーグリップができていれば、バイクが傾斜したところから加速する際に、ハンドルを引きつける動作ができるようになります。

人車一体…いつかわかる時がくるはず…

白バイ隊員のライディングフォーム

基本が大事。

ライディングの基本を誰よりも徹底して学んでいるライダーは、白バイ隊員でしょう。

公道においての走行は、スペシャリストです。基本的なライディング走法を全てマスターし、公道におけるあらゆる危険の予見、予知ができる「公道のスペシャリスト」と言えるでしょう。

全国白バイ安全運転競技大会では、すばらしい技術を披露してくれていますが、基本訓練に裏打ちされた技術の結晶だと言えます。 

オンロード、オフロード問わずツーリング時に役立つ技術、交通事故防止に役立つノウハウが詰まった年に一度開催される白バイ大会は必見です。 

まとめ

安全は全てに優先する」公道においてのライディング技術は、そのためにあります。

事故がないからこそ、バイクlifeがある。

いくらバイクが好きでも、公道を走る上での原理原則を知らなければ、そのバイクlifeは交通事故という結末をむかえます。

バイクは大変危険な乗物です。

それを知った上で、それでもバイクに乗りたい皆さん。

一緒にバイクのことを知って、学んでいきましょう。知らないことはまだまだ無限大にあります。私の知っている少ない知識や皆さんの知識を共有して、ステキなバイクlifeを送れればと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です